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糖尿病性腎症・人工透析Q&A

糖尿病性腎症による人工透析治療に関してのQ&Aをまとめました。
これから人工透析を受ける方などは、ぜひ参考になさって下さい。

 


Q:透析を始めると生活は変わりますか?

A:週3回、4〜5時間の治療になりますので、今までと同じという訳にはいきません。透析を受ける日は仕事などのスケジュールを考えましょう。

 


Q:糖尿病性腎症は必ず透析になりますか?

A:糖尿病性腎症により、末期の腎不全にならない限りは透析は必要ありません。知人に糖尿病と診断されて「透析寸前」と言われた方がいますが、食事の管理とウォーキングなどの運動で体重を減らし、血糖値も良好に保っているそうで未だに透析には至っていません。透析にならないためにも食事療法や運動療法で血糖コントロールを良好に保ち、進行を食い止めましょう。

 


Q:透析は痛いですか?

A:ペンレスという麻酔のシールを透析の2時間前に貼るので、ほとんど痛くないです。

 


Q:透析中はじっとしていなければならないのですか?

A:透析中はテレビを観たり、本を読んだりできますよ。技師の方や看護師の方とおしゃべりもできます。
でもやっぱり3時間もベットに仰向けになっていないといけないので、身体が多少凝ります。

 


Q:お医者さんから透析の回数、時間は多くなることがあるが減る事はないといわれました。やはり減る事は無いのでしょうか?

A:どんなにしっかりと食事の管理などをしても、透析時間や回数を減らすと寿命を縮める事になります。透析を行うと体調も良くなって元気になっていきますし、食事管理も楽になりますよ。

 


Q:旅行は可能ですか?

A:旅行中でも透析を受ける必要があります。旅行先の病院や透析クリニックなどに予約を入れておき、透析を受けられる状態であれば旅行も可能です。

 


Q:高齢者でも透析は受けられますか?

A:もちろん高齢者の方もたくさん透析をされている方はいます。血液透析の場合は、治療の後に体が重く感じる倦怠感を訴える人が多いです。通院するにあたっては家族の補助などが必要になる場合もあります。

 


Q:好きなものは食べられなくなるの?

A:好きなものをまったく食べられなくなるという事はありませんが、食事療法は必要です。腎臓に負担をかけないために、たんぱく食品、塩分、水分などを中心にバランスを考える事が必要です。

 


Q:スポーツはできますか?

A:ウォーキング、ジョギング、テニス、ゴルフ、サイクリングなど、ほとんどのスポーツは可能です。血液透析、腹膜透析によって注意点があります。そのような注意点やどのようなスポーツなら問題がないかは、主治医に相談しましょう。

糖尿病性腎症・人工透析体験談

糖尿病性腎症が進行して、人工透析をしなければならなくなった方に伺ったお話を
ご紹介します。

 

Q:「人工透析」を宣告された時はどのように感じましたか?

 

  • もう、どうしたらいいのか分からなかった。ただただ頭の中が真っ白だった。
  • 恥ずかしいことに、大暴れをして家族にも迷惑をかけてしまいました。
  • ショックでした。棺桶に片足を入れているような気持になりました。
  • いやだけど、死にたくはないので頑張ろうと決意しました。

 

Q:「人工透析」を始めた当初の事を教えて下さい。

 

  • 針を刺すのがとにかく痛くて、透析に恐怖を感じました。
  • 仕事の関係で透析日を調節するのが大変でした。
  • まだ子どもが小さかったので、

    家族にも悲しい思いをさせてしまった事が辛かったです。

  • 精神的にもかなり落ち込みましたが、家族や友人に励まされてなんとか治療に向かう気持ちになりました。

 

Q:「人工透析」を始めるにあたって必要なことは何ですか?

 

  • 家族の協力。送り迎えをしてもらわないといけなかったので。
  • 出張とかは今までのように行けなくなったので職場の理解は必要だと思います。
  • 拘束時間が長いので、スケジュール調整をする事が大切です。
  • 忍耐力。でも、透析をしている間は読書やDVD鑑賞などが可能なのでなるべく楽しく過ごせるようにしました。

 

Q:「人工透析」を継続してきて、印象は変わりましたか?

 

  • これで生命がつながっていると思えば、前向きになれるようになりました。
  • 同じ透析を受けている仲間がいると思うと、少しほっとします。

    自分だけじゃないんだなって…。

  • 今は慣れたので、もう辛くなくなりました。
  • 少しは慣れたけど、まだやっぱり怖いです。

 

Q:「人工透析」をしていて辛い事はありますか?

 

  • 週3回あるので、どこにも行けない。
  • やっぱり、痛いことです。
  • 透析をした後にとても疲れる事。
  • 一生透析をし続ければならないと思うと、悲しくなります。

 

Q:「人工透析」を経験して、振り返って感じる事はありますか?

 

  • 糖尿病という病気を甘くみていた。もっと食事や運動の治療に励むべきだった。
  • お医者さんのいう事をもっと聞いておけばよかった。

    今なら食事も我慢できるし、運動も頑張れるけど、もう遅いですね。

  • 生活習慣が乱れ気味なのは自覚していて、友達に糖尿病の人がいたので検診などもっと早めに受診するべきだった。
  • 気持ちが弱すぎました。いやな事は後回しで、危機感はゼロでした。

 

どうでしたか?まだ自分には人工透析は関係ないと軽く考え、食事や運動療法をおこたっている間に糖尿病はどんどん進行し、いずれ糖尿病性腎症となり人工透析を受けなければならなくなるかもしれません。
そうなってからでは遅いという事を理解していただけたと思います。人工透析にまで至らないように、今すぐに糖尿病の治療を開始しましょう。



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